Playground AIとは?始め方や使い方、メリット・デメリット、Open AIとの関係性まで解説!
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皆さんはPlayground AIをご存じですか?Playground AIは画像生成AIの1つですが、無料で利用できるだけでなく、たくさんの画像を作り出せるとあって、最近注目を集める画像生成AIです。
本記事ではPlayground AIにスポットを当て、Playground AIとは何かやPlayground AIの始め方や使い方、メリット・デメリットなどを解説します。
Playground AIとは?
Playground AIとはどういう代物なのか、Playground AIに関する基本的な情報をご紹介していきます。
Playground AIの概要
Playground AIは、ChatGPTでおなじみのOpenAIの技術を活用した画像生成AIです。ChatGPTでも使われている技術を活用し、テキストによって画像生成を行っていくことができます。
Playground AIがあることで、絵が描けない人でもクオリティの高い画像を作り出して活用していくことが可能です。
Playground AIの始め方
ここからはPlayground AIの始め方についてご紹介します。
アカウントを作る
Playground AIを始めるにあたり、まずアカウントの作成を行います。Playground AIのアカウントはGoogleアカウントがあれば誰でも始められるようになっており、Googleアカウントがある方はすぐにログインが行えます。
ですので、アカウントを作ると言っても面倒な作業は全く必要ありませんし、パスワードをいちいち考える手間もありません。
Playground AIの使い方
次にご紹介するのはPlayground AIの使い方についてです。
オリジナルの画像を作る方法
最初にご紹介するのはPlayground AIを使ってオリジナルの画像を作る方法です。Playground AIを開き、3つのカラムがある中で左側にあるカラムにプロンプトなどを入力します。いわば、どんな画像を作りたいのかという1つの方針を示します。
そして、一番右のカラムには画像の特性を指定します。Playground AIではいくつかのラーニングモデルがあり、希望するラーニングモデルを選びます。その上でサイズや品質などを調整し、生成枚数なども決めていきます。その後、一番左のカラムで生成ボタンを押せば、真ん中に画像が生成されていきます。
画像を編集する方法
画像の編集ではまず、自前で用意した画像をアップロードします。アップロードされた画像は真ん中のカラムに表示されます。その後、ラーニングモデルや画像サイズの指定、左カラムでは画像に対する指示を出して生成を行います。
プロンプトに対してどれだけ考慮をするかも選べるので、最大限考慮するのか、それともさほど考慮しないのかも含めて生成を行います。画像編集も簡単に行えるなど、プロンプトなどを活用していくことで誰でも画像生成・編集が行えます。
Playground AIのメリット
ここからはPlayground AIのメリットについてご紹介していきます。
無料で利用できる
Playground AIを含め、多くの画像生成AIが出回っていますが、そのほとんどは有料での提供となります。もちろん、Playground AIでも有料プランがありますが、Playground AIの場合は無料でも十分使い続けることが可能です。
その要因は無料で生成できる画像の多さです。Playground AIでは500枚の画像が無料で生成できるため、試行錯誤をしながら画像生成が行えます。有料プランではより多くの画像を生成できるほか、品質の高い画像を生成したい場合には有料プランがおすすめです。
まずは無料でPlayground AIの品質を確かめてみたいという時にかなりおすすめであり、Playground AIを本格的に活用すべきかどうか検討するのにいいでしょう。
テンプレートの品質がいい
Playground AIはテンプレートの品質がいいことでも知られています。Playground AIを利用する際にはテンプレートを活用することができます。このテンプレートが最初から質の高いものであるので、そのままダウンロードすることも可能です。
Playground AIのテンプレートは他の画像生成AIでは有料でないと手に入らないようなものばかりと言われ、テンプレートの質が無料のそれではありません。自前の画像で目ぼしいものがない場合には質の高いテンプレートを使って画像生成に励んでいくことが可能です。
プロンプトで細かく作れる
Playground AIの大きな特徴は、プロンプトで細かく作れる点にあります。プロンプトで細かな注文を出し、プロンプトに最大限考慮するような形で生成を行えば、プロンプト通りの画像が出てきやすくなります。
ちなみにプロンプトは英語で作成することになるので、英語が苦手な方からするとなかなか難しい作業になるのではないかと思うかもしれません。しかし、最近は英語でプロンプトを書いてくれるツールがあり、デザインやポーズ、角度など細かな条件を入力して、プロンプトを出してくれるサイトが存在します。
こうしたプロンプトによって理想の画像を生成してくれるので、英語が苦手という方でも安心してPlayground AIを使うことができます。
Playground AIのデメリット
次にご紹介するのはPlayground AIのデメリットについてです。
英語でプロンプトを入力する
他の画像生成AIでは日本語でプロンプトの入力が行えるものの、英語に翻訳される中で間違った翻訳がなされて、思っていたものとは異なるものが生成されることがあります。
Playground AIに関してもそれは同じで、日本語でのプロンプトと英語でのプロンプトが異なり、結果として意に反するものになってしまうことがあるのです。確実に意に反しないものを生成していくには、英語で入力をしないといけないため、その部分で苦労するケースが出てきます。
先ほどご紹介した英語でのプロンプトを生成してくれるツールもありますが、そのツールに依存し続けることになります。自力でプロンプトを作っていくとなると、ある程度の勉強が必要になるでしょう。その勉強は何度も試行錯誤をしていく中で行うほかありません。
その点、Playground AIは何度でも生成でき、無料生成が行える回数も多い分、練習のしがいがあります。
無料で生成できる画像の数が減っている
Playground AIでは当初1日1,000枚の画像が生成できましたが、2024年2月時点では500枚に半減しています。その分、有料にすることでこれまでの1,000枚の画像が生成できるようになります。
有料プランは月額15ドル、日本円にすると月額2,000円を超えるため、円安の状況においてはなかなかの高額ぶりですが、それだけ高性能になるため、有料プランに入った方がお得であると言えるでしょう。
一方で今後無料で生成できる画像の枚数はさらに減る可能性も考えられます。言ってしまえば今までがPlayground AIのキャンペーン期間であり、知ってもらうために多くの枚数を生成できるようにしたという見方ができます。今のうちにたくさんの画像を生成していった方がいいかもしれません。
画像生成に若干の時間がかかる
Playground AIは基本的に高品質の画像を生成してくれますが、画像生成に一定の時間がかかります。有料であればスピード感を感じさせますが、無料だと数十秒程度の時間を要します。テンポよく画像生成を行いたい方にとっては注意が必要です。
また回線が遅いところで作業を行うと、エラーになってしまうこともあるので、回線スピードにも気を付けましょう。プロンプトに委ねられる部分やある程度の修正を行う必要がある部分など、デメリットも多少はありますが、それでも細かな部分であって、全体的に見れば、Playground AIはメリットだらけであると言えるでしょう。
Playground AIは商用利用できる?
Playground AIに関しては商用利用ができます。しかも、無料版でも商用利用ができるのがPlayground AIの特徴です。他の画像生成AIでは無料版だと商用利用ができないのが普通ですが、Playground AIに関しては無料でもできます。ですので、商用利用のために有料プランに入る必要がありません。
ちなみに商用利用をするにはPlayground AIの規約を守る必要があると書かれています。ただ利用規約に関しては特別、めちゃくちゃなことが書かれているわけではありません。利用規約を守ることはPlayground AIに限らず当たり前のことです。
まとめ
Playground AIは画像生成AIの中でも品質が高いものであり、今後注目したいAIの1つです。できれば日本語でプロンプトが書けるようになれば理想的ですが、そのあたりはなかなか難しいかもしれません。Googleの翻訳で日本語から英語への翻訳を行うのでも十分事足りるという意見もあり、そのあたりも試行錯誤をしていきましょう。
Playground AIは無料でもある程度満足のいく形で使っていくことができます。無料で生成できる枚数が減らされる前に、今のうちからPlayground AIを使ってみてはいかがでしょうか。
さらに、今注目を集める生成AIリスキリングの第一歩を。生成AIパスポートとは?
生成AIパスポートは、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が提供する、AI初心者のために誕生した、生成AIリスクを予防する資格試験です。AIを活用したコンテンツ生成の具体的な方法や事例に加え、企業のコンプライアンスに関わる個人情報保護、著作権侵害、商用利用可否といった注意点などを学ぶことができます。
⽣成AIの台頭により、AIはエンジニアやデータサイエンティストといった技術職の方々だけではなく誰もがAIを使えるようになりました。今、私たちがインターネットを当たり前に活用していることと同様に、誰もが生成AIを当たり前に活用する未来が訪れるでしょう。
そのような社会では、採用や取引の場面で、生成AIを安全に活用できる企業・人材であることが選ばれる前提条件になり「生成AIレベルの証明」が求められることが予測できます。生成AIパスポート試験に合格すると、合格証書が発行されるため、自身が生成AIを安全に活用するためのリテラシーを有する人材であることを、客観的な評価として可視化することが可能です。
ぜひあなたも生成AIレベルを証明し「生成AI人材」に仲間入りしましょう!