GLOSSARY

動画生成AIの「Runway」とはなにができる?概要や特徴、使う上でのコツや活用事例を徹底解説!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
runway ai

INDEX

runway ai

AI技術によって、画像や動画を誰でも簡単に生成することができるようになりました。

Runwayもそんな生成AIの1つで、手軽に自分の好きなように動画を生成することができるAIプラットフォームの1つです。

今回は、動画生成AIの「Runway」の概要、できることや特徴、使う上でのコツや活用事例を徹底解説します。

Runwayとは?

runway ai

Runwayとは、アメリカのRunway社が提供している動画生成AIサービスのことです。

スマホとパソコンどちらからでも利用することができ、誰でも簡単にテキストや画像から動画生成が行えます。

主に、元々の動画データやテキストデータ、画像データなどから動画を生成することができるので、従来の動画編集ソフトよりも容易に動画が生成できます。

そのため、動画編集のスキルがない方や動画作成を初めて行う方でも、高クオリティの動画の生成が可能です。

Runwayでできること

runway ai

Runwayでは、主に以下のようなことができます。

  • 画像の背景を削除する
  • 画像の背景を別の素材と置き換える
  • 画像の背景をグリーンにする
  • テキストデータから画像を生成する
  • テキストデータから3Dモデルを生成する
  • 画像やテキストデータから動画を生成する

主に以上のような機能を誰でも気軽に利用できるので、初めて動画編集や作成を行う方でも安心して活用できます。

Runwayの特徴

runway ai

Runwayには、主に以下3つの機能が備わっています。

  • Gen-1
  • Gen-2
  • Frame Interpolation

ここでは、以上3つの機能と特徴について解説します。

Gen-1

Gen-1とは、Runwayの動画生成機能の1つであり、主に既存の動画データを元に新しい動画を生成する機能のことです。

既存の動画に任意でプロンプトを入力したり画像を追加してアップロードすることによって、新たな動画を生成することができます。

ただ、元となっている動画の上に新たに動画を生成する機能なので、完全にオリジナルの動画を生成することはできません。

そのため、ある程度生成したい動画のイメージができている状態か既存の動画に寄せた動画を生成したい場合に効果的な機能です。

Gen-2

Gen-2もRunwayの動画生成機能の1つですが、Gen-1と違い既存の動画データがなくても新たに動画を生成できる機能です。

主に、自分のイメージしている動画のプロンプトを入力したり、画像データをアップロードすることで、0からオリジナルの動画を生成できます。

そのため、完全にオリジナルの動画を生成したい場合や、ある程度生成したい動画イメージが固まっている場合には、効果的に活用できる機能です。

Frame Interpolation

Frame Interpolationとは、複数の画像を入力することで、画像が変化していく様子を動画として生成できる機能のことです。

主に、テレビ番組や脳トレクイズなどで主題される「アハ体験」のような動画生成を行いたい場合に最適な機能になります。

例えば、景色の写真に映る木の本数が減少したり動物が別の動物に変化していく動画なども作成可能です。

そのため、気になる方は利用してみることをおすすめします。

Runwayの注意点

runway ai

Runwayには、動画生成を効率的に行うための機能が豊富に搭載されているので、誰でも高いクオリティの動画が生成できます。

ただ、そんなRunwayにもいくつか注意点があります。

ここでは、Runwayの注意点について解説します。

無料では機能に制限がある

Runwayは、基本的に無料で使える動画生成AIサービスですが、無料では機能に制限があります。

主に、無料版のRunwayでは、動画生成が行える回数に制限が設けられており、ある程度動画を生成するとサービスが利用できなくなります。

そのため、Runwayで数多くの動画生成を行う場合は有料版を利用することがおすすめです。

また、具体的な料金プランに関しては、後ほど解説します。

日本語に対応していない

Runwayは、現在日本語には対応していません。

操作画面や指示などは全て英語で記載されており、ある程度英語に対して抵抗のない方でなければストレスになる可能性があります。

ただ、あまり複雑で難しい英語は使われていないので、簡単な翻訳を利用したり少し操作に慣れればスムーズに使うことが可能です。

また、翻訳ソフトと連携して使用することで、より利便性が高くなります。

Runwayの料金プラン

runway ai

Runwayは、基本的に無料で提供されていますが、1部有料の機能もあります。

無料では、機能に制限がかかってしまうので、本格的にRunwayを利用したい場合は、有料版へ登録しましょう。

ここでは、Runwayの料金プランについて解説します。

料金プラン

Runwayの料金プランは、以下の通りです。

  • Basic:無料
  • Standard:12ドル
  • Pro:28ドル
  • Unlimited:76ドル

Basicであれば、無料でRunwayを利用することができますが、「Gen-1」と「Gen-2」が使用できる時間がとても短く、動画生成の回数制限もあります。

そのため、本格的にRunwayを利用したい場合は、Standard以上のプランを利用することをおすすめします。

クレジットが必要なプランがある

Runwayの機能である「Gen-1」と「Gen-2」には、クレジットというものを消費します。

Runwayの無料プラン(Basic)では、125クレジットが付与されていますが、消費した後に追加することができません。

他の有料プランでは、Standardで月に625クレジット、Proで月2250クレジット、Unlimitedでクレジット無制限となっています。

「Gen-1」と「Gen-2」では、それぞれ使うごとにクレジットを消費するので、これからRunwayを利用する方は、以上の仕組みを理解しておきましょう。

Runwayを使う上でのコツ

runway ai

Runwayは、スタートページの「Start With Text」を選択すると、テキスト入力画面が表示されます。

その画面で、AIに指示するためのプロンプトを入力して、動画を生成していきます。

そのため、Runwayで自分のイメージしている動画をしっかりと再現するためには、入力するプロンプトがとても重要になります。

また、プロンプトは英語で入力する必要があるので、しっかりと英語でAIに伝わりやすいようなテキストを入力することが大切です。

自分で英語のプロンプトを入力することが難しい場合は、Google翻訳などを活用して自分のイメージを英文に訳して入力することをおすすめします。

AIに対して、プロンプトで最適な指示を送ることができれば、Runwayで高いクオリティで自分のイメージ通りの動画が生成されます。

これからRunwayを利用する際は、以上のコツをぜひ参考にしてみてください。

Runwayの活用事例

Runwayを使うことで、動画編集スキルのない方でも気軽に動画生成ができるので、さまざまな場面で活用することができます。

ここでは、Runwayの活用事例を主に5つ紹介します。

動画投稿向けの動画作成

runway ai

YouTubeなどの動画投稿サイトやXやInstagram、FacebookなどのSNSに投稿するための動画を作成する際に、Runwayは活用できます。

オシャレな動画や多くのユーザーを惹きつけるような動画を生成したいけれど、自分ではうまく編集できないという方でも簡単におしゃれで魅力のある動画が生成可能です。

さらに、SNSの投稿用に短めて簡潔な内容にしたい場合も、しっかりとプロンプトを入力することで作成できます。

そのため、インフルエンサーマーケティングやSNSマーケティングでも活用が可能です。

企業や商品のPR動画作成

runway ai

企業が動画を通して自社をアピールしたい場合は、新商品や新サービスの宣伝で動画を活用したい場合にも活用できます。

自社内に動画編集ができる人材がいない場合は、動画によるアプローチを行うために外部に依頼したり人材教育を行うコストがかかります。

しかし、Runwayでは動画編集ができない方でも、プロンプトを入力するだけで簡単に動画生成が可能です。

そのため、自社のアピールに最適な動画を気軽に生成して広告として活用できます。

結婚式の動画作成

runway ai

結婚式では、結婚式専用の動画が式場内で映されます。

新郎新婦のこれまでの思い出写真や映像を繋ぎ合わせたり、音楽を加えて感動的にするなどの工夫をすることが大切です。

さらに、式場によっては式の最中にスピーディに編集して公開する必要があるので、とても大きな負担がかかります。

Runwayでは、土台となる動画に画像などの素材を加えるだけで高いクオリティの動画を生成できるので、従業員の負担を大幅に軽減させられます。

プライベートの思い出動画作成

runway ai

家族との思い出や友達や恋人との思い出を映像として記録している方は少なくありません。

しかし、思い出の動画を編集して記録している方はあまり多くいません。

ただ、思い出の動画をしっかりと編集してみやすく加工したり、感動的な内容にしたいと考えている方は多くいます。

Runwayを活用すれば、思い出の動画をベースに画像やプロンプトを入力することで、自分のイメージしている編集された動画にすることが可能です。

まとめ

Runwayは、無料で誰でも気軽に動画を生成することができる便利な動画生成AIサービスです。

簡単な操作で高いクオリティの動画を生成することができるので、プライベートでの思い出映像や動画投稿用の動画や企業のPR動画などの本格的な動画にまで活用できます。

ただ、無料で利用できる機能には制限があり、日本語対応はしていないAIサービスでもあります。

そのため、これからRunwayを利用する方は、それらの特徴を理解した上で導入しましょう。

さらに、今注目を集める生成AIリスキリングの第一歩を。生成AIパスポートとは?

生成AIパスポートは、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が提供する、AI初心者のために誕生した、生成AIリスクを予防する資格試験です。AIを活用したコンテンツ生成の具体的な方法や事例に加え、企業のコンプライアンスに関わる個人情報保護、著作権侵害、商用利用可否といった注意点などを学ぶことができます。

⽣成AIの台頭により、AIはエンジニアやデータサイエンティストといった技術職の方々だけではなく誰もがAIを使えるようになりました。今、私たちがインターネットを当たり前に活用していることと同様に、誰もが生成AIを当たり前に活用する未来が訪れるでしょう。

そのような社会では、採用や取引の場面で、生成AIを安全に活用できる企業・人材であることが選ばれる前提条件になり「生成AIレベルの証明」が求められることが予測できます。生成AIパスポート試験に合格すると、合格証書が発行されるため、自身が生成AIを安全に活用するためのリテラシーを有する人材であることを、客観的な評価として可視化することが可能です。

ぜひあなたも生成AIレベルを証明し「生成AI人材」に仲間入りしましょう!

詳細はこちら