にじジャーニー(niji journey)とは?使い方や始め方、料金形態や商用利用の可否を解説!
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みなさんはにじジャーニーをご存じですか?にじジャーニーはここ最近急増する画像生成AIの1つです。ただにじジャーニーに関しては、他の画像生成AIとは異なる特徴があります。どんな特徴なのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
今回はにじジャーニーにスポットを当て、にじジャーニーの特徴や使い方・始め方、メリットなどをご紹介していきます。
にじジャーニーとは?
にじジャーニーとはどういうものなのか、まずは基本的な情報を解説します。
にじジャーニーの概要
にじジャーニーは、画像生成AIの1つですが、大きな特徴として2次元イラスト専用という特徴があります。多くのAIはできるだけリアリティを求めて生成を行いますが、にじジャーニーは2次元に特化しているのが特徴的です。
にじジャーニーのアプリは2023年10月に正式リリースされ、スマホアプリに関してはここ最近出てきたサービスです。以前は完全無料で利用できましたが、現在は一部無料で利用できるものの、本格的に活用するには有料プランがおすすめです。スマホアプリをダウンロードして2次元の画像、特にアニメ系の画像を作れるとあって、オタクたちにも注目されるAIとなっています。
にじジャーニーの使い方
ここからはにじジャーニーの使い方について解説します。
高速モードで生成する
にじジャーニーでは毎月の料金は高速モードが使える時間数によって左右されます。そのため、課金額が多ければ多いほどそれだけ長い時間高速モードで利用できます。高速モードの他には低速モードがあり、特定の料金プラン以上であれば、低速モードは使い放題です。
低速モードは相当な時間がかかるかと思いきや、かかっても20分程度で、場合によっては高速モードと変わらないケースもあります。時間をさほど気にしないという方は低速モードを無制限で利用できるプランの中で安いものに入るのも1つの手です。
ステルスモードで作る
にじジャーニーで作られた画像は実は公開されています。特殊なプロンプトで特殊な画像を作り出しても、多くの人に見られており、何も知らない方が恥ずかしい思いをするケースも出てきます。できれば誰にも見せたくないという方におすすめなのがステルスモードです。
ステルスモードは特定のプランだけが利用できるもので、その値段は比較的高めです。その代わり、誰にも見られずに済むので、特殊な画像を作りたい、誰にも見られたくない場合にステルスモードを活用しましょう。
にじジャーニーの始め方
ここからはにじジャーニーの始め方についてご紹介します。
最初にDiscordに登録する
にじジャーニーはDiscordで使えるサービスになるため、Discordのダウンロードを行います。Discordはゲーム配信などで用いられることが多く、いわばLINEをライトにしたようなものです。
Discordをパソコンで用いる場合はブラウザ上で行うのが確実です。その後にじジャーニーに登録を済ませて、にじジャーニーの招待リンクがあるのでそれをクリックするとDiscordへの参加が求められます。
あとは言語の調整を行って、登録を済ませればあとは画像生成を行う段取りとなります。
スマホアプリをダウンロードするケース
にじジャーニーはスマホで画像生成ができるとあって、人気を集めています。まずiOSもしくはAndroidでにじジャーニーのアプリをダウンロードします。iOSの場合はAppleアカウントでログインできるので簡単にアカウントを作れるのでおすすめです。
ダウンロードをして起動するとサービス利用規約があるので、必要事項をチェックしてチェックを入れれば完了です。
スマホではDiscordのアプリでも利用することが可能です。Discord上でプロンプトを入力すれば画像を生成してくれます。Discordを使う場合、実はスマホでもパソコンでもあまりやり方は変わらず、違うのは画像の大きさぐらいなので、気を付けるべき点はその程度です。
にじジャーニーのメリット
ここからはにじジャーニーのメリットについてご紹介していきます。
日本語でのプロンプトでOK
にじジャーニーでは日本語でのプロンプトで画像生成ができます。日本語でプロンプトを入力しても、英語に自動的に変換をしてくれるため、わざわざ英語でプロンプトを入力する必要がありません。
もちろん英語で最初から入力することもできますが、英語が苦手な人は日本語でプロンプトを入力すると確実です。
クオリティの高いものが作れる
にじジャーニーのいいところは、誰でも簡単にクオリティの高い画像を作り出せる点にあります。日本語のプロンプトを活用すれば、技術力が高そうな絵をたくさん生み出すことが可能です。描くことが非常に苦手ながら、美的センスは持ち合わせているという方にとっては、まさに救世主と言えます。
にじジャーニーが生み出す画像は、同じものをプロに頼もうとすれば相当な費用がかかります。そのことを思えば、にじジャーニーの料金は非常に安く、それでいて質が高いのでおすすめです。
NFTにも利用できる
にじジャーニーでは有料プランに入っていれば、NFTを作り出すことが可能です。NFTはブロックチェーンを活用し、世界に1つだけのアイテムを作り出し、ネット上でやり取りをすることができるものです。
近年NFTビジネスが活況を呈し、日本でもこのビジネスへの参入が進んでいる状況です。このNFTに、にじジャーニーを利用して参入することが可能です。魅力的な物を作り出せればビジネスにつなげられるのです。
NFTビジネスは絵が上手な人だけが参入できるビジネスのように感じる人もいますが、実際には絵が致命的に下手な人でもにじジャーニーさえあれば参入できるのです。
にじジャーニーの料金形態
にじジャーニーでは主に4つのプランがあります。ここからは4つのプランについてご紹介していきます。
ミニプラン
ミニプランは、1か月700円ほどと最も安く利用できるプランです。無料版だとトライアルとして20枚しか作れませんが、ミニプランの場合は月に「80分」まで生成することが可能となります。にじジャーニーでは1回の画像生成で1分弱、0.85分のコストが生じるとしています。実質的にはミニプランだけで100回分作れる計算です。
ミニプランでも商用利用可能なので、自分のブログにアップロードするような形でも問題ありません。ミニプランはにじジャーニーのスマホならではのサービスであり、本来のサービスより比較的お得に利用できます。
ベーシックプラン
ベーシックプランはパソコン上などで最も安く利用できるプランです。1か月の料金は10ドルとなっており、月に200分まで生成可能です。先ほどのミニプランが100回分程度作れることを思うと、ベーシックは少なくとも200回以上作れることになります。
スタンダードプラン
スタンダードプランは低速モードを無制限に利用できるプランであり、1か月の料金は30ドルです。高速生成は15時間までで、だいたい900枚程度は利用できる形です。
スタンダードプランの魅力は低速モードであれば無制限で利用できるため、時間をかけてでも画像生成をしたい方におすすめです。
プロプラン
プロプランはステルスモードを利用できるプランで、1か月の料金は60ドルです。30時間までの高速生成ができ、その目安はだいたい1800枚程度で、もちろん低速モードであれば無制限で利用できます。
ステルスモードにすれば、誰からも見られずに済み、NFTで売り出したい場合でも安心です。今後のことを見据えてプロプランに加入するのも1つの手と言えます。
メガプラン
メガプランはにじジャーニーの中でも最も高額なプランで、1か月あたり120ドルを支払います。高速生成の枚数は月に60時間、だいたい3600枚程度となります。メガプランは完全に自由な使い方ができるので、ヘビーに使う方におすすめです。
にじジャーニーの商用利用の可否
にじジャーニーに関しては基本的に有料プランで生成したものに関しては商用利用が可能となっています。注意したいのは無料プランで生成した場合です。無料プランで作られた画像に関しては商用利用が禁止されています。無料プランで作られた画像を使いたい場合には有料プランに入ることが求められます。
一方、有料プランで作り、その後退会した場合ですが、この場合は退会後の商用利用が認められています。できる限りたくさんの画像を有料プランの中で作っておいて、退会した後に様々なブログに載せていたとしても咎められることはないでしょう。
現状にじジャーニーは無料版が用意されていないので無料プランのケースは現状出てきませんが、今後無料版が出てきた際に注意が必要です。
まとめ
にじジャーニーは、誰でも簡単にアニメっぽい絵を自動生成できるだけでなく、NFTなどにも参入できるという画期的な画像生成AIです。ちなみにNFTは誰でも簡単に始められるため、コツコツと作り出して出品していけば、たくさんの仮想通貨を稼げるかもしれないので、多くの人が参入しています。
もちろん、自分のブログの彩りのためににじジャーニーを使うのも手ですし、ロゴの作成など様々な用途に応用できます。画像生成AIを探している場合にはまずにじジャーニーを使ってみて、その仕上がりをチェックしてみてはいかがでしょうか。
さらに、今注目を集める生成AIリスキリングの第一歩を。生成AIパスポートとは?
生成AIパスポートは、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が提供する、AI初心者のために誕生した、生成AIリスクを予防する資格試験です。AIを活用したコンテンツ生成の具体的な方法や事例に加え、企業のコンプライアンスに関わる個人情報保護、著作権侵害、商用利用可否といった注意点などを学ぶことができます。
⽣成AIの台頭により、AIはエンジニアやデータサイエンティストといった技術職の方々だけではなく誰もがAIを使えるようになりました。今、私たちがインターネットを当たり前に活用していることと同様に、誰もが生成AIを当たり前に活用する未来が訪れるでしょう。
そのような社会では、採用や取引の場面で、生成AIを安全に活用できる企業・人材であることが選ばれる前提条件になり「生成AIレベルの証明」が求められることが予測できます。生成AIパスポート試験に合格すると、合格証書が発行されるため、自身が生成AIを安全に活用するためのリテラシーを有する人材であることを、客観的な評価として可視化することが可能です。
ぜひあなたも生成AIレベルを証明し「生成AI人材」に仲間入りしましょう!