GoogleBardで何ができる?使い方やChatGPTとの違いを解説

INDEX
- GoogleBardとは
- GoogleBardの特徴
- 大規模言語モデル「LaMDA」がベースになっている
- Google検索の結果が回答に反映される
- GoogleBardでできること
- プログラミングのサポート
- 文章の校正・校閲のサポート
- メールマガジンやキャッチコピーの作成サポート
- 定型文の作成
- 多言語への翻訳
- 長文の要約
- 画像の検索
- GoogleBardの始め方
- GoogleBardの操作方法
- GoogleBardの便利な使い方
- 質問を修正しながら欲しい回答を導き出せる
- 回答はコピペして活用できる
- GoogleドキュメントやGmailと連携できる
- 自分が質問した情報を残しておける
- GoogleBardとChatGPTの違い
- GoogleBardの注意点
- 利用にはGoogleアカウントが必要
- 回答が必ずしも正しいとは限らない
- 個人情報や著作権の取り扱いに注意する
- 一部の機能は英語のみに対応している
- 画像の作成はできない
- まとめ
- さらに、今注目を集める生成AIリスキリングの第一歩を。生成AIパスポートとは?

従来の対話型AIと違い、まるで感情・知性があるかのように自然な文章を提示するChatGPTの登場は、AI開発の競争を激化させることとなりました。
ChatGPTは2022年11月のリリースを皮切りに爆発的にシェアを拡大、その影響はGoogleのビジネスモデルの根幹を揺るがすこととなります。
この状況に危機感を覚えたGoogleは対話型AIの開発を本格化し、2023年3月に試験運用としてGoogleBardをリリースしました。
このような背景により開発されたGoogleBardですが、何ができて、ChatGPTとどのような違いがあるのでしょうか。
本記事ではGoogleBardの特徴・使い方・ChatGPTとの違いなどを解説します。
対話型AIを使いこなしたいが両者の違いがわからない・GoogleBardの効果的な使用方法がわからないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
GoogleBardとは

冒頭でも触れましたが、GoogleBardはChatGPTに対抗する形で開発されたGoogleの対話型AIです。
2023年3月にアメリカ・イギリスで初版をリリースし、その後2023年5月には日本語にも対応・正式なリリースが発表されました。
質問を入力すると複数の視点から回答が得られる・画像で検索ができるなどChatGPTにはない独自の機能を持っています。
ただし初版のリリースから執筆時(2023年9月)まで一貫して試験運用中としており、公式サイトでは「情報は正確性を保証するものではない」との記述がなされています。
試験運用中は利用者からのフィードバックをもとに改良を重ねている期間であり、さらなる進化が期待されているAIサービスです。
GoogleBardに日本語版はある?GoogleBardでできること・特徴・ChatGPTとの違いについての詳しい解説はこちらから
GoogleBardの特徴

GoogleBardはその基盤としてGoogleの検索エンジンが据えられています。
Googleの検索エンジンは世界シェアの85%を占めるほどの巨大なプラットフォームであり、膨大な情報によるディープラーニングは高度な学習を可能とします。
また検索エンジンを回答にも反映させることで、より正確性の高い回答を実現しました。
具体的に特筆すべきは以下の2点でしょう。
- 大規模言語モデル「LaMDA」がベースになっている
- Google検索の結果が回答に反映される
上記2点について、以下で詳しく解説します。
大規模言語モデル「LaMDA」がベースになっている
2022年3月のリリース当初は、Googleが2021年に開発した大規模言語モデルLaMDA(ラムダ)が基盤となっていました。
しかしその1ヶ月後、よりChatGPTへの対抗力を増すべく、計算能力・多言語学習を強化した大規模言語モデルPaLM(パーム)の導入が発表されます。
さらに同年5月にはより高性能となったPaLM2(パームツー)へと変更され、日本でもリリースと同時に導入されました。
LaMDAからPaLM・PaLM2へのアップデートはGoogleが非常に膨大なデータを学習させたとされており、感情を持っていると錯覚するほどの自然な会話を実現させています。
LaMDAからPaLM2へのアップデートが僅か2~3ヶ月で行われたことを考慮すると、この先も更なるアップデートの競争激化が予想されるでしょう。
Google検索の結果が回答に反映される
自然な対話を可能とするChatGPTですが、2021年9月までのデータしか学習しておらず、最新の情報には答えられないデメリットがあります。
しかしGoogleBardは最新の情報もGoogle検索エンジンから探してくるため、タイムリーな話題はGoogleBardのほうが回答を得られやすいといえるでしょう。
また出典が提示される点も、GoogleBardのほうがソースの確認がしやすいといえます。
ただし拾ってくる情報はあくまで「ネット上に公開されている情報」のみです。ソース元の情報が誤っている場合、正確な情報にたどり着くのは難しくなります。
最新データをGoogleBardに提示はさせられますが、その情報が信頼に足るかどうかはご自身で判断するよう心掛けましょう。
GoogleBardでできること

GoogleBardは膨大な学習量により、従来のAIが得意とする分野に加え、クリエイティブな領域でも力を発揮します。
しかし何でも任せられる訳ではなく、ある程度の得手不得手があります。この特性を押さえたうえで仕事を割り振れば、業務の効率を格段にあげられることでしょう。
以下でGoogleBardが得意とする仕事・新たに搭載された独自の機能など、GoogleBardでできることを解説します。
プログラミングのサポート
プログラミングのサポートはGoogleBardの得意とする分野です。
GoogleBardに限らずプログラミングはAIが得意とする分野ではありますが、GoogleBardはプログラミングの「デバッグ」にも対応しています。
デバッグとはプログラミング・関数の「バグ」を発見・修正することです。
プログラミングにおいてプログラムが正常に動作するかどうかは非常に重要となります。
1つのバグでプログラムそのものが動作しなくなることもあるため、動作に異常があった場合、原因の特定は欠かせない作業となります。
しかしソースコードの誤りを発見・修正する作業は、集中力・粘り強さが求められ、体力が非常に削られる作業です。
ChatGPTなどでもソースコードの記述はできますが、バグの発見は人の目で行う必要があります。
その点GoogleBardならソースコードを記述する他、バグを迅速・正確に発見することが可能です。
もちろんGoogleBardでも最終的には人の目による確認が必要ですが、工程を減らせるので作業がより捗ることでしょう。
文章の校正・校閲のサポート
文章の校正もAIが得意とするところですが、GoogleBardは校正だけでなく校閲にも対応しています。
ここで校正と校閲の違いを確認しておきましょう。
校正は主に誤字脱字・表記ゆれのチェックなど、基礎的なレギュレーションのチェックを目的としています。Wordやドキュメントにデフォルトで搭載されている機能が校正です。
これに対し、校閲は文章の論理が破綻していないか・差別的な表現がないかなど、コンプライアンスにつながるチェックも含まれています。
この校閲はChatGPTでは対応できません。
理由はChatGPTの情報規制がGoogleほど厳しくないため、差別的な表現でも規制対象とならないからです。
ChatGPTの規制の是非については世界中で話題となり、各国で個人情報・機密情報の漏洩対策が問題となりました。
Googleは独自に掲げるAI原則に則り、読者に害・不快感を与える回答は表示しないよう規制しています。
これにより表現が規制されるデメリットはありますが、校閲の観点からみれば、Googleによる表現の規制はサポートに打ってつけであるといえるでしょう。
メールマガジンやキャッチコピーの作成サポート
GoogleBardではプロンプト(指示文)の趣向を凝らすことでメールマガジンやキャッチコピーの作成サポートも可能です。
例えばキャッチコピーを提示させるプロンプトを考えてみましょう。
ターゲットの属性・文章のテイスト・キーワードなどを具体的・明確・簡潔に指示し「候補を10個あげてください」などのように指示を出します。
すると指示内容に沿った10個のパターンを提示してくれます。ただしそのまま採用できるほどクオリティが高いとはいえません。
あくまで「アイデアのヒント」として使用すると、上手く使いこなせるようになるでしょう。
またGoogleBardはGoogleの各種ツールと連携することで、回答をGoogleドキュメント・Googleスプレッドシートなどに出力することも可能です。
この機能を応用すれば、メールマガジンを半自動で書くこともできるため、毎日の更新に追われている方は導入を検討してみると良いでしょう。
定型文の作成
定型文の作成もGoogleBardの他、AIが得意とする分野です。
ビジネスシーンなどでよく使用される定型文は型の種類もある程度決まっているため、AIに仕事を振れば工程数を減らせます。送り先が多いときは特に重宝するでしょう。
いつもと雰囲気を変えたいときは季語を取り入れるよう指示を出すのもおすすめです。
先述したGoogleドキュメント・Googleスプレッドシートの他、Gmailとの連携も可能なため、作業がより捗ることでしょう。
多言語への翻訳
GoogleBardはLaMDAからPaLM・PaLM2へのアップデート時に多言語の習得に力を入れたため、多言語の翻訳機能が非常に優れています。
Googleにはすでに「Google翻訳」のサービスがありますが、一部ではGoogleBardのほうがGoogle翻訳より精度が高いとさえ囁かれているようです。
これは多言語の習得にあたり、英語以外の言語習得を強化した結果、英語の精度も向上したためとされています。
また上記に加え、Google翻訳が細かなニュアンス・各国の文化の違いを理解できないことも影響しているとされています。
100以上の言語に対応しているGoogle翻訳すら超えるとされるGoogleBardの翻訳機能を、ぜひご自身で体験してみてください。
長文の要約
GoogleBardでは長文の要約も可能です。文末表現・箇条書きの有無・文字数など具体的に指示を出すことで、より理想とする要約に近づけられることでしょう。
また音声から文字起こししたものを要約することも可能です。会議の議事録・電話応対の記録なども半自動で要約を作成できるため、作業の効率化に繋がります。
ただし精度は保証されるものではないため、最終的には人の目による確認が必要です。
あくまでもサポートツールとしての使用が望ましいでしょう。
画像の検索
質問に対する回答を文章ではなく画像で提示して欲しいとき、プロンプトに「画像で回答してください」のように文言を入れると、検索結果を画像で提示するようになります。
これは無料版のChatGPTでは得られない回答方法です。有料版のChatGPTであれば画像のURLを提示してきますが、それでも直接画像は表示しません。
GoogleBardは無料で画像を直接表示してくれるため、回答を画像で欲しいときにはGoogleBardに軍配があがるといえるでしょう。
また検索窓の左側にあるアイコンを選択すると、画像で質問することも可能です。「Googleレンズの回答をテキストで返してくる」とイメージすると分かりやすいかもしれません。Googleレンズで解決できない画像は、GoogleBardに質問してみると良いでしょう。
GoogleBardの始め方

ここまでGoogleBardの特徴・できることなどについて解説してきましたが、GoogleBardを実際に使用したいときは、どのように始めれば良いのでしょうか。
結論からいうと、GoogleBardはGoogleのアカウントを持っており、かつ18歳以上であれば誰でも無料で簡単に利用できます。
始め方の手順は、まず公式サイトを開きGoogleアカウントにログインします。アカウントがない場合は新たに作成しておきましょう。
ログインすると利用規約の確認画面に変わるので、最後までチェックしたら「同意する」ボタンを押します。
このとき決して利用規約を読み飛ばすことのないようにしてください。
AIの利用は使用方法を誤ると重大なリスクに繋がる恐れがあります。内容を理解 し納得したうえで同意ボタンを押すようにしましょう。
「同意する」をクリックし、その後に続く「続行」を押すとすぐに利用を開始できます。ログイン・規約の確認・同意の3STEPで簡単に始められ、アプリのダウンロードも必要ないため、スタートのハードルは非常に低いといえるでしょう。
なお上記の流れはスマホでも同様となります。
GoogleBardの操作方法

GoogleBardの操作はいたってシンプルです。
公式サイトからログインした後は、画面下部の「ここにメッセージを入力してください」と表示されている入力欄に質問を記入・送信するだけで回答が得られます。
質問回数の制限はないため、目的とする回答が得られない場合はプロンプトを変えて何度か質問し直してみましょう。
回答が得られたら、右上に表示されている「他の回答案を表示」をクリックすることで入力した1つの質問に対し3パターンの回答を得られます。
3パターンの中にも望む回答がない場合は、さらに「回答案を再生成」ボタンを押すと、別の回答が提示されるので試してみると良いでしょう。
また回答画面の下部にGoogleのアイコンが表示されるようになります。
アイコンをクリックすると関連するワードが表示され、ワードを選択するとそのワードの検索結果の画面が表示されます。
ソースとして使用できるため、回答の信憑性を確認したいときに便利です。
GoogleBardの便利な使い方

こちらの質問に対話形式で自然な文章を返してくれるGoogleBardですが、AIツールは操作する人間がどれだけ使いこなせるかでその真価を発揮します。
またGoogleBardならではの機能もあり、普段使用しているツールとの兼ね合いでChatGPTよりGoogleBardのほうが使いやすいケースもあります。
GoogleBardの便利な使い方として以下の4つが挙げられるでしょう。
- 質問を修正しながら欲しい回答を導き出せる
- 回答はコピペして活用できる
- GoogleドキュメントやGmailと連携できる
- 自分が質問した情報を残しておける
上記について、以下で詳しく解説します。
質問を修正しながら欲しい回答を導き出せる
ChatAIを使いこなすには、どれだけ質の高いプロンプトを与えられるかにかかっているといっても過言ではないでしょう。
求めている情報にAIがたどり着けるよう、利用者側が正確な情報を与える必要があります。
しかし質の高いプロンプトを与えるのは簡単ではありません。なかには指示の仕方が分からず、使い勝手が悪いと感じている方もいることでしょう。
このことはGoogleも「正確な情報を得るための条件」として、質問を具体的・明確・簡潔にするよう公式サイトで明示しています。
このプロンプトを練る際に、先述した他の回答案を表示・回答案を再生成・検索結果を表示させる機能が役立ちます。
欲しい回答が得られないときは、これらの機能で得られた結果を参考に質問を修正することで、欲しい回答を導き出せるようになるでしょう。
回答はコピペして活用できる
質問で得られた回答についてより詳しい解説が必要なときは、回答をコピペしてさらに詳しく解説するよう指示することも可能です。
またGoogleBardの会話履歴は、個々が独立しているわけではなく時系列で記録されているため、過去の会話を振り返ることも可能です。
そのためコピペしなくても「さっきの回答をより詳しく解説して」のようにプロンプトを与えれば、質問内容をくみ取った回答を返してきます。
履歴を残す期間は任意で設定できるため、日頃からパートナーのような利用を望む場合は、記録の保存期間を長めに設定すると良いでしょう。
GoogleドキュメントやGmailと連携できる

先述しましたがGoogleBardはGoogleの各種ツールと連携が可能です。
日頃からGoogleサービスの利用が多い方は、連携させることでより使い勝手がよくなることでしょう。
普段Microsoftサービスを多く利用される方は、ChatGPTがBingに搭載されていますので、そちらのほうが使い勝手よくご使用いただけるのではないでしょうか。
ご自身のスタイルに合うツールを選択し、業務の効率化を図ってみて下さい。
自分が質問した情報を残しておける
GoogleBardでは質問が履歴として残るため、AIが学習することで情報の精度が上がっていきます。
履歴は左のメニューバーにある「Bardアクティビティ」から確認が可能です。
Bardアクティビティでは他にも履歴を残しておく期間・記録のオンオフなどの設定が可能になるので、残しておきたい期間をあらかじめ設定しておきましょう。
GoogleBardとChatGPTの違い

GoogleBardとChatGPTの違いはここまでにも数点触れましたが、改めて確認し直してみましょう。
GoogleBard
- Googleがリリース
- 1つの質問に対し複数の回答
- 無料版のみ
- 画像検索が可能
- Googleサービスと連携が可能
- 規制が厳しいため回答が得られないことがある
- アプリは存在しない
ChatGPT
- OpenAIがリリース(Microsoftが巨額の出資)
- 1つの質問に対し1つの回答
- 有料版・無料版が存在
- 画像検索はできない(画像URLで返答)
- Microsoft Bingに搭載
- GoogleBardでは規制される回答も得られる場合がある
- アプリ版もあり
ご自身のスタイルに合うツールを選びましょう。
GoogleBardの注意点

利便性の高いGoogleBardですが、利用に関していくつか注意点があります。
具体的には以下の5つです。
- 利用にはGoogleアカウントが必要
- 回答が必ずしも正しいとは限らない
- 個人情報や著作権の取り扱いに注意する
- 一部の機能は英語のみに対応している
- 画像の作成はできない
上記について以下で詳しく解説します。
利用にはGoogleアカウントが必要
GoogleBardはGoogleアカウントがないと利用できません。
Googleアカウントは簡単に作成できるため、持っていない方はこの機会に作成してみると良いでしょう。
ただし、Googleアカウントは元々13歳以上でなければ本人だけで作成することができない他、GoogleBardの規約で利用は18歳以上と定められています。
これはAIツールの利用による個人情報保護の観点によるものとされています。
規約は利用者を守るために存在しているため、規約に則り正しい利用を心掛けましょう。
回答が必ずしも正しいとは限らない
GoogleBardに限らずAIによる回答は、必ずしも正しいとは限りません。
情報元が誤った記述をしている可能性もありますが、AIはさも正解かのように説得力のある嘘をついてきます。
質問する側に全く知識のない質問をAIに投げかけ、その回答を鵜呑みにすることは危険であるといえるでしょう。
個人情報や著作権の取り扱いに注意する

ChatAIが提示した回答をそのまま引用すると、知らぬ間に他者の権利を侵害してしまう可能性があります。
個人的な利用の範囲であれば問題にはなりませんが、それを第三者に広めてしまうと著作権の侵害となってしまいます。
また自身の回答をAIが記録していることにも留意しなければなりません。
Googleは個人情報の保護に努めるとしていますが、AIが対話をもとに学習しているのは事実です。
GoogleBardであれば、記録をオフにしていても72時間は記録が保持されると公式サイトに明記されています。
質問内容に、機密情報・個人の特定に繋がる情報・センシティブな内容を含めないよう注意喚起もされているため、プロンプトの作成には充分注意を払いましょう。
一部の機能は英語のみに対応している
英語版のGoogleBardではGoogleマップを表示させることも可能ですが、執筆時(2023年9月)では日本語版は未対応となっています。
しかし当初対応していなかった画像検索も日本語対応となったことを考慮すると、徐々に実装されていくものと考えられます。
画像の作成はできない
生成AIにはプロンプトを与えると画像を生成するものもありますが、GoogleBardはあくまで「対話型AI」のため、画像の作成には対応していません。
しかし2023年5月の発表によると、数ヶ月以内にAdobe社との提携を行い、Adobeの画像生成AIをGoogleBardで利用できるようにする動きが進められているようです。
まとめ

本記事ではGoogleBardの特徴・使い方・ChatGPTとの違いなどを解説してきました。
今後の開発でどのような進化を遂げるのか、期待が膨らむGoogleBardですが、使用時には個人情報の漏洩・他者の権利侵害など配慮すべき項目も多々あります。利用者が節度ある使用を心掛けることで、GoogleBard、ひいては生成AIが広く世に浸透する流れとなっていくことでしょう。
さらに、今注目を集める生成AIリスキリングの第一歩を。生成AIパスポートとは?

生成AIパスポートは、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が提供する、AI初心者のために誕生した、生成AIリスクを予防する資格試験です。AIを活用したコンテンツ生成の具体的な方法や事例に加え、企業のコンプライアンスに関わる個人情報保護、著作権侵害、商用利用可否といった注意点などを学ぶことができます。
⽣成AIの台頭により、AIはエンジニアやデータサイエンティストといった技術職の方々だけではなく誰もがAIを使えるようになりました。今、私たちがインターネットを当たり前に活用していることと同様に、誰もが生成AIを当たり前に活用する未来が訪れるでしょう。
そのような社会では、採用や取引の場面で、生成AIを安全に活用できる企業・人材であることが選ばれる前提条件になり「生成AIレベルの証明」が求められることが予測できます。生成AIパスポート試験に合格すると、合格証書が発行されるため、自身が生成AIを安全に活用するためのリテラシーを有する人材であることを、客観的な評価として可視化することが可能です。
ぜひあなたも生成AIレベルを証明し「生成AI人材」に仲間入りしましょう!