ChatGPT APIとは?ChatGPT APIでできることや利用方法・活用事例を紹介
INDEX
- ChatGPT APIとは
- ChatGPT APIでできること
- 自動応答システム
- 質問応答システム
- 情報検索
- 言語翻訳
- 文書の作成・要約・添削
- ChatGPT APIのメリット
- ユーザーエクスペリエンスの向上
- 開発の効率化
- ChatGPT APIのデメリット
- ChatGPTに依存する
- 情報漏洩リスクがある
- ChatGPT APIとGPT-3 APIの違い
- ChatGPT APIの利用方法
- OpenAIでアカウント発行
- ChatGPT APIのAPIキーを取得
- プログラミング言語でAPIを利用
- ChatGPT APIの料金
- ChatGPT API利用時の注意点
- 文章をmessagesパラメータにセットすると料金が高くなる
- 日本語はトークン使用量が多い
- ChatGPT APIのトークン使用量を減らす方法
- messagesパラメータに含める回答数を制限する
- 英語に翻訳して利用する
- ChatGPT API導入の際のポイント
- 効果測定
- セキュリティとプライバシー
- カスタマイズと拡張性
- ChatGPT APIの活用事例
- LINE
- Slack
- Chatwork
- タップル
- Microsoft Teams
- Excel
- まとめ
- さらに、今注目を集める生成AIリスキリングの第一歩を。生成AIパスポートとは?
AIの進歩が劇的に飛躍する中、「ChatGPT」は人間が答えているような精度の高い回答を得られることで世界中で人気を集めています。
このサービスの実用性をさらに高めてくれる「ChatGPT API」というツールへの注目が高まっていることをご存じでしょうか。
この記事ではChatGPT APIがどのような技術なのか、詳しく解説します。知っておきたい注意点や利用方法などを具体的にご紹介します。
ChatGPT APIとは
「ChatGPT API」とは、ChatGPTを搭載したAPIです。APIは、「Application Programming Interface(アプリケーション プログラミング インターフェース)」のことで、ソフトウェア同士がやり取りする際に使用されるインターフェースを指します。
そもそも「ChatGPT」とは、AIを専門とした研究機関のOpenAIが開発し、2022年11月に公開された会話型のAIチャットサービスです。
ユーザーが入力した質問の複雑な表現・高度な要求を瞬時に理解し、精度の高い回答を提示できる性能の高さが注目されて世界中のユーザーを獲得しています。
つまりChatGPT APIは、ChatGPTとほかのソフトウェアをつなぐ技術です。ChatGPTによってほかのソフトウェアの活用の幅を広げてくれるでしょう。
ChatGPTについての詳しい解説はこちらから
ChatGPT APIでできること
ChatGPT APIは、いわば糸電話の糸のように、つながりのなかったアプリケーションを結び合わせる役目を果たします。
では実際にどのようなことができるのでしょうか。ChatGPT APIが持つ5つの優れた機能をチェックしましょう。
自動応答システム
人気のチャットツールであるChatGPTの魅力は、ユーザーの言葉にスピーディーに応答できるという点です。
ChatGPT APIにより自動応答システムを活用でき、顧客から受けた問い合わせをすぐに解析して従業員の代わりに答えてもらうことができます。
全ての問い合わせに人が応じると、対応に時間が取られ業務に影響します。AIが肩代わりすることでカスタマーサポートにかかる負担を軽減できるでしょう。
質問応答システム
ChatGPTは、ただ反応するだけではありません。ユーザーから受けたメッセージを自ら理解し、適切な回答を提示してくれる優れものです。
ChatGPT APIを導入するなら質問応答システムが利用でき、顧客が持つ疑問を自動で分析して求められている情報を提供できます。
社内のデータベースを学習させれば、専門的な単語にも即時に対応できます。過去の質問の文脈をふまえてより的確な回答を導き出せるところも優秀な点です。
情報検索
インターネット上にあるあらゆるジャンルのデータを学習しているChatGPTは、知りたい情報を収集するときに役立ちます。
一般的な検索エンジンを利用して情報を集める際は、時間がかかるものです。ましてや顧客が対応を待っているときは、迅速さが求められます。
複雑な質問を受けた場合も、ChatGPT APIを利用すれば時間をかけずに必要な情報が取り出せます。急を要する事案にも対処しやすくなるでしょう。
ただしインターネット上にない情報や学習していない情報は検索できません。時事的な内容には対応できないので注意してください。
言語翻訳
世界各国で利用されているChatGPTは、100種類の言語に対応しています。日本語の質問には日本語で、英語の質問には英語で返答する適応力の高さが特徴です。
そのため言語翻訳にも非常に役立ちます。ChatGPT APIを導入すれば、海外の顧客への対応や業務にかかわる多言語の資料の翻訳が即座に行えます。
Web上のサイト・資料を翻訳したい場合は、URLで指定することも可能です。翻訳性能も高く理解しやすい言葉に直されるため使いやすいでしょう。
文書の作成・要約・添削
ChatGPTの大きな特徴は、人間が書いたかのような滑らかな文章です。対応する各種言語を用いて文書の作成を依頼することもできます。
メール・スピーチ・論文のようにシーンが違えば表現も変わります。ChatGPT APIがあればシーンに適した表現やまとめ方の参考になるでしょう。
また、既存の文書・サイトなどの文面の要約も可能です。長文を読む時間がないときや必要な情報だけ抜き出したいときに役立つでしょう。
自分が書いた文書の添削に利用することもできます。誤字・脱字のチェックに加え、文章の流れや漢字の「開き」などより良い文書にするヒントをもらえるでしょう。
ChatGPT APIのメリット
さまざまな要望に答えてくれるChatGPT APIですが、新しいものを取り入れる場合には勇気が必要だと感じる方も少なくないでしょう。
活用することでどのような利益があるのか、大きな2つのメリットをまとめました。導入するかどうかを決める際にお役立てください。
ユーザーエクスペリエンスの向上
企業にとって重要な「ユーザーエクスペリエンス(UX)」は、製品・サービスを通して得られるユーザー体験のことを意味します。
ユーザーが満足する理由は、製品・サービスそのものの良さだけに由来するわけではありません。利用する前から始まる企業の対応・サポートが関係しています。
その点、ChatGPT APIを導入することで営業時間外でもカスタマーサポートの対応が可能になると、顧客が安心して利用できるため満足度が向上します。
顧客に合わせた言語での対応も可能です。人間が対応してくれているような表現でスムーズに会話ができるので、気軽に問い合わせしやすくなるでしょう。
開発の効率化
AI開発にはアイデア・ノウハウ・技術力・リソースなどさまざまな分野が関係します。そのため、開発にふみ切れないという企業も少なくないでしょう。
そこでChatGPT APIを利用すれば、自社のチャットボット・会話型エージェントの開発が効率的に行えます。
幅広いタスクを自動化できる特徴から、その他のサービスの開発をスピーディーに進めていくためのサポートとしても企業の強い味方になってくれます。
ChatGPT APIのデメリット
ChatGPT APIの技術は画期的です。とはいえデメリットも知った上で導入を検討しなければ、後悔することになりかねません。
ChatGPT APIが自分の生活に適しているかを考慮するために、意外と見逃しがちな2つのデメリットについて考えてみましょう。
ChatGPTに依存する
ChatGPT APIを導入すると、より多くのシーンでChatGPTを活用できます。その便利さに慣れるとつい頼りたくなってしまうでしょう。
とはいえ心配なのは、ChatGPTに依存し過ぎてしまうことです。なぜなら完璧なサービスではないためです。
学習しているデータが間違っていたり偏っていたりすると、ChatGPTの提供する答えが事実とは異なるものになってしまいます。
顧客に間違いを事実のように伝えてしまったなら企業自体の信用はもちろん、提供するサービスへの信用も損なってしまうでしょう。
時間帯によってはアクセスが集中することで返答に時間がかかる場合もあるので、全てをChatGPTに任せるのは非常に危険です。
情報漏洩リスクがある
ChatGPT APIを介せば、ChatGPTに入力した情報が学習に利用されることはないとされています。しかしこの点も万全とはいえません。
自社側の入力には注意していても、顧客の質問の中に含まれていた個人情報がほかの顧客の回答に使用される危険があります。
回避するためには個人情報を決して入力しないことを社内と顧客の間で徹底しておかなければならず、そのためには時間・労力が不可欠です。
さらに、サイバー攻撃を受けて顧客の個人情報や自社の機密情報が抜き取られてしまうケースも考えられます。このように情報漏洩のリスクは常にあると考えておくべきでしょう。
ChatGPT APIとGPT-3 APIの違い
OpenAIがリリースしているAPIには「ChatGPT API」と「GPT-3 API」があります。両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
GPT-3 APIは2020年7月にリリースされた大規模言語モデル「GPT-3」の技術を幅広く活用できるよう備えられたインターフェースです。
GPT-3は1,750億のパラメータで構成され、膨大な量のデータを学習・解析できる言語として注目されました。
一方、ChatGPT APIはGPT-3をさらに高性能で高速な処理ができるよう調整を加えて作られた言語モデル「GPT-3.5-tubo」を搭載しています。
パラメータが3,550億までに増えたGPT-3.5の中でもコスト効率に優れたモデルです。生成技術を格段にアップしつつ費用は抑えられています。
つまりChatGPT APIはGPT-3 APIの上位言語モデルに対応しながらも低価格に抑えたインターフェースです。
ChatGPT APIの利用方法
ChatGPT APIの導入を決定したらいよいよ利用開始です。とはいえ始め方がわからず、利用を断念してしまう方もいるでしょう。
利用を始めるにはどのような手順が必要なのか、ChatGPT API運用までの3つのステップを順に解説します。
OpenAIでアカウント発行
ステップ1は、OpenAIのアカウントを発行することです。以下の手順で進み、アカウントを開設してください。
- Webサイト(https://openai.com/product)にアクセス
- 「Get started」をクリック
- アカウント作成フォームに必要情報を入力
サインアップにはGoogle・Microsoftのアカウント認証も利用できます。電話番号は必須なので、SMSが利用できる電話番号を準備しましょう。
パスワードを含め簡単な質問に答える必要があるため、アナウンスに従って入力してアカウントを開設します。
ChatGPT APIのAPIキーを取得
ステップ2はChatGPT APIのAPIキーの取得です。APIキーがなければAPIにアクセスできないので、続けて以下の手順で取得しましょう。
- 専用ページにアクセス
- 「+Create new secret Key」をクリック
- APIキーの名称を入力後「Create new secret Key」をクリック
発行されたAPIキーが画面上に表示されるのは一度のみで、あとから確認ができません。必ず保存し、忘れた場合は新しいキーを発行してください。
プログラミング言語でAPIを利用
ステップ3ではプログラミング言語でAPIを利用します。ここでは広く利用されている言語のPythonを用いてAPIを呼び出す方法を見ていきましょう。
まずPythonでAPIを利用するために必要なライブラリを、Pythonのプロジェクトにインストールします。
Pythonのターミナルもしくはコマンドプロンプトを開いて、以下のコマンドを実行しましょう。
- [pip3 install openai]
- [pip install openai](windowsの場合)
次に、コード内で使えるようにするためにAPIキーを環境変数へセットアップし、APIを呼び出すためのコードを書いていきます。
OpenAI APIキーのコマンド部分には、ステップ2で取得したAPIキーを入力し実行してください。コピーしたものを貼り付けることがおすすめです。
「completion」の「model」には言語モデルを記します。ChatGPT APIの場合は「gpt-3.5-turbo」などです。
「messages」パラメータの「”role”: “user”, “content”:」に続く部分には質問内容を入力します。
最後に「print(response[“choices”][0][“message”][“content”])」と加えると、返信のみの出力が可能です。
ChatGPT APIの料金
ChatGPT APIの利用を始めると、アカウント作成から3か月の無料トライアルが適用されます。この期間中に本格的な利用を行うか検討すると良いでしょう。
その後は、サービスの利用量に応じて請求料金が変わる従量課金制となっています。価格はトークン(単語)の量に応じて変動する仕組みです。
OpenAIのWebサイトによるとGPT-3.5-turboの場合、1,000トークンにつき入力が0.015ドル、出力が0.002ドルとあります。
0.001ドルが日本円で0.15円(2023年9月時点)なので、入力が2.23円、出力が0.30円です。
その月に利用した合計トークン数に使用モデルの利用単価をかけた金額「入力トークン+出力トークン✕モデル利用単価」が月末に請求されます。
ChatGPT API利用時の注意点
非常に便利なChatGPT APIは毎日何かと利用する機会が多くなるはずです。しかし注意しないと驚くような料金を請求される恐れがあります。
大切なのは前もって料金が上がる仕組みについて知っておくことです。無駄なコストを抑えるために次の2つの注意点を覚えておきましょう。
文章をmessagesパラメータにセットすると料金が高くなる
ChatGPT APIでより的確な回答を得ようとすると、messagesパラメータに入力する質問は「単語のみよりも文章のほうが良い」ことは当然です。
前のやり取りをふまえた回答が欲しい場合は、前の質問も一緒にセットする必要があります。質問が増えると回答も詳細になりますが、これが落とし穴です。
文章をセットすると必然的にトークン使用量は増加し、たった1回の質問でもかなりの数のトークンを使ってしまい料金が跳ね上がる恐れがあります。
日本語はトークン使用量が多い
日本語でChatGPT APIを利用する場合、英語と比べるとトークン使用量が多くなってしまうという問題があります。
英語の場合は1つの単語または記号が1トークンであるのに対し、日本語はひらがな・カタカナ1文字が1トークン、漢字1文字は2〜3トークンです。
入力を短くしても出力された文章が長ければその分使用されるトークンも増えるため、漢字が多い回答だったために料金が高くなるケースもあるでしょう。
ChatGPT APIのトークン使用量を減らす方法
トークンの使用量が増えるとChatGPT APIの料金が上がることは理解できても、どのようにすれば利用料を減らせるのか知らないと対処できません。
前述した注意点をふまえて具体的な方法を2つ取り上げます。ChatGPT APIのコストにお悩みの方は、すぐに試してみてください。
messagesパラメータに含める回答数を制限する
ChatGPT APIのmessagesパラメータに過去何回の回答内容まで含めるかを前もって決めておくことが大切です。
質問の回数を追うごとに回答は狭まるものの、多くの場合3回のやり取りで十分に詳細な回答を得られます。ぜひ3回分を目安にしてみましょう。
回答文の文面が多いと感じる場合は「max_tokens」パラメータを設定して出力トークンの数をあらかじめ決めておくこともできます。
英語に翻訳して利用する
日本語は英語よりもトークン使用量が多いということは、英語でChatGPT APIを利用することで使用量を減らすことができるということです。
英語がわからない人は翻訳するというひと手間が必要にはなりますが、近年では無料で使えるオンライン翻訳ツールが数多くあります。
これだけで毎月のコストを減らせると考えると、英語で利用するほうがこの先長くChatGPT APIを使っていけるのではないでしょうか。
ChatGPT API導入の際のポイント
ChatGPT APIを導入するにあたり、あらかじめ確認しておきたいポイントがあります。この点を無視すると十分な価値を感じられないかもしれません。
3つのポイントを自身の現状と照らし合わせながら事前にチェックし、ChatGPT APIの技術を最大限に活用しましょう。
効果測定
ビジネスにおける効果測定とは、人・資源・時間・費用などを何かに投資したことにより、どのような成果を上げられたかを測定し明らかにすることを指します。
ChatGPT APIを導入した結果、導入前よりもどれほど生産性・効率化が向上する見込みがあるかを確認するということです。
会社側にとってだけでなく、ユーザーエクスペリエンスが向上するかどうかも視野に入れます。効果測定の結果が高ければ導入するべきです。
セキュリティとプライバシー
ChatGPT APIを導入する場合、サービスのセキュリティが万全か、プライバシー規制を遵守しているかが会社の信用に紐づくため確認が必要です。
ChatGPT APIを利用した際の履歴データはOpenAIで30日保存されます。また履歴データは二次利用しないと定められています。
この点を理解した上で、自社でどのようにセキュリティを強化し顧客のプライバシーを守っていくかを検討しましょう。
カスタマイズと拡張性
OpenAIはより幅広いニーズに応えるためにアップデートを重ねてきました。それによりユーザーに合わせたカスタマイズと拡張性を実現しています。
自社の利用方法と合うかを前もって考えておくなら失敗を防げるでしょう。ChatGPT APIのアップデートの内容を逐一確認しておくことも大切です。
ChatGPT APIの活用事例
ChatGPT APIは日常のさまざまなシーンで活用されている多くのアプリケーションと連携できるようになっています。
代表的な6つのサービスとの活用事例をご紹介します。興味のある事例を参考にしてChatGPT APIをさらに幅広く活用していきましょう。
LINE
ChatGPT APIと無料のコミュニケーションアプリ「LINE」を連携させて、独自のチャットボットを作成することが可能です。
一例として2023年3月に株式会社piconよりリリースされた「AIチャットくん」があります。リリースから10日で50万人のユーザーを獲得しました。
チャットボットを作成するとLINE公式アカウントとして運用することもできます。顧客に直接情報を届けられるため、継続的な集客につながります。
Slack
アメリカ発のビジネス用のメッセージアプリ「Slack」上でもチャットボットを活用している会社が増えてきているようです。
SlackにはSlackbotという機能がありますが、ChatGPT APIを利用することによって質問に特化したチャットボットが導入できます。
不明点を質問したり文書の作成・添削をさせたりと使い道はさまざまです。人が対応する手間を省き、業務を効率化させることができるでしょう。
Chatwork
Slackと並んで人気の日本のビジネスチャットツール「Chatwork」とChatGPT APIの連携も進んできています。
2023年6月にChatGPT研究所が発表した「AI社員ボット for Chatwork」はその一例です。スライドの作成やメールの自動送信などが行えます。
エラーコードの解析のように専門的な分野はもちろん、社内でのコミュニケーションを盛り上げるためにも一役買ってくれるでしょう。
タップル
20〜30代向け恋活・婚活マッチングサービス「タップル」は、2023年4月よりChatGPT APIを連携した新機能の提供を開始しました。
その機能とは「プロフィールAI添削」で、会員が作成したプロフィールをよりよくするためのアドバイスがもらえます。
読みやすく添削した上で、さらに魅力的な自己紹介文を提案してくれます。プロフィールに即時反映でき、マッチング率アップが期待できるでしょう。
Microsoft Teams
チャットを中心としたグループウェア「Microsoft Teams」にChatGPT APIを連携させ、業務のアシスタントとして活用する事例も見られます。
スケジュールの予定を伝えて管理させたり、ほかのユーザーにチャットを自動送信させたりと多様なアクションが可能です。
Microsoft365ツールを用いた資料共有・共同作業もさらに効率よく行えるようになるでしょう。社内のグローバル化にも対応してくれます。
Excel
Apps Do Wonders社から表計算ソフト「Excel」とChatGPT APIを連携させたアドイン「ChatGPT for Excel」が登場。
指定した質問への回答、リスト形式での回答、入力された値から予測した回答をそれぞれ叶える3つの関数を利用できる点が特徴です。
表の作成やアンケート結果の分類など、手間のかかる作業を自動化できます。作成した資料の膨大なデータから必要な情報を見つけることも簡単になるでしょう。
まとめ
今回はChatGPT APIを導入するメリット・デメリットから具体的な活用方法まで、気になる点をご紹介しました。
ChatGPTを利用しているのであれば、ChatGPT APIを導入することでさまざまなソフトウェアを多彩に活用できます。
とはいえコスト面・セキュリティ面など見逃せない注意点もあります。問題が生じて悩まされないためにぜひこの記事を参考にしてみてください。
ChatGPT APIを賢く柔軟に活用して効率的で質の高い作業を自動化し、生活をさらに実りあるものにしていきしょう。
さらに、今注目を集める生成AIリスキリングの第一歩を。生成AIパスポートとは?
生成AIパスポートは、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が提供する、AI初心者のために誕生した、生成AIリスクを予防する資格試験です。AIを活用したコンテンツ生成の具体的な方法や事例に加え、企業のコンプライアンスに関わる個人情報保護、著作権侵害、商用利用可否といった注意点などを学ぶことができます。
⽣成AIの台頭により、AIはエンジニアやデータサイエンティストといった技術職の方々だけではなく誰もがAIを使えるようになりました。今、私たちがインターネットを当たり前に活用していることと同様に、誰もが生成AIを当たり前に活用する未来が訪れるでしょう。
そのような社会では、採用や取引の場面で、生成AIを安全に活用できる企業・人材であることが選ばれる前提条件になり「生成AIレベルの証明」が求められることが予測できます。生成AIパスポート試験に合格すると、合格証書が発行されるため、自身が生成AIを安全に活用するためのリテラシーを有する人材であることを、客観的な評価として可視化することが可能です。
ぜひあなたも生成AIレベルを証明し「生成AI人材」に仲間入りしましょう!