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【内閣官房副長官、村井 英樹氏に聞く】生成AIを巡る最新動向と「生成AI時代」のリスキリング by リスキリングドットコム

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INDEX

DXの推進にあたり、生成AIの導入は企業にとって重要な一歩だ。しかし、AIツールの導入後、利用率の低さをはじめとする新たな課題に直面する企業が多く、デジタルのポテンシャルを発揮するための人材育成の必要性が高まっている。特に中小企業では、予算や人員といったリソースの制約、デジタル人材の不足により、DX推進やAI活用のハードルが高く感じられている実情がうかがえる。

そのようななか、リスキリングドットコムは、「生成AI時代のリスキリング」をテーマに内閣官房副長官の村井 英樹氏へのインタビューを実施。AIに関する日本の国際的なアクションや、生成AI時代における働き方の変化、リスキリングの必要性などが解説されたうえで、行政による具体的支援策についても紹介されている。

◾️インタビューのハイライト

1.広島AI プロセスと国際的なAI ルール作り
– 日本主導の国際的政策枠組み「広島AI プロセス包括的政策枠組み」の策定
– 世界49 の国・地域が参加する「広島AI プロセスフレンズグループ」の立ち上げ
– 日本のソフトローアプローチによる迅速なリスク対応

2.生成AI 時代の働き方改革とリスキリング
– 付加価値の高い業務へのシフトと生産性向上
– 2026 年度末までに230 万人のデジタル推進人材育成目標
– 個人向け・企業向けリスキリング支援策の具体例

3.中小企業支援と地方創生
– 中小企業向け人材開発支援助成金の拡充
– 省力化投資補助金(3 年で総額5,000 億円規模)の導入
– デジタル活用による地方創生の可能性

4.岸田政権の「新しい資本主義」と経済政策
– 成長と分配の好循環、賃金と物価の好循環の実現
– 中小企業の賃上げと稼ぐ力の強化に向けた総合的多面的対策
– デフレ脱却に向けた取り組みと新たな経済ステージへの移行

出典:リスキリングドットコム

PROFILE

HIDEKI MURAI

内閣官房副長官/AI戦略チーム長
1980年さいたま市生まれ。2003年東京大学卒業後、財務省入省。2010年、ハーバード大学院修了。2012年、衆議院議員。以降、国会対策副委員長、内閣府大臣政務官(金融担当)、自民党副幹事長等を歴任し、現在は内閣官房副長官として、AI戦略をはじめとした政権の主要課題に取り組む。